砲兵から見た、世界大戦
はい、どうもこんにちはカスピ海です。
先日、Twitterである書籍を発見して、それに興味があるので記事を書きました。
砲兵」から見た世界大戦: ――機動戦は戦いを変えたか
というタイトルの書籍なんですが、私自身、前から砲兵にはかなり興味があり、それに関する書籍を探していたタイミングでの邂逅でしたので、思わずポチりそうになってしました。購入についてはお金が溜まるまで少し待つことにします。
さて、今回は砲兵についてですが、砲兵に関するこんな言葉をご存知でしょうか?
「砲兵は戦場の女神」
なんか壮大で胡散臭い感じもしますが、まさに砲兵は現代まで、幾多の戦で歩兵を支援し勝利を与えてきました。
砲兵の最大の特徴といえば、曲射でしょう。相手の見えない所から相手に対し、絶大な火力を叩き込むことができるのが砲兵です。よく戦争映画などでいきなり自然災害のように敵の砲弾が飛来してきて、仲間達がドカーンみたいな、
まさに曲射の利点はそこにあるのです。敵が見えなければもちろん反撃できませんし、飛来してくる砲弾に対して、歩兵は一切無力です。
そして砲兵のもう一つの特徴は相手に機動させないこと、つまり制圧です。そもそも砲兵というのは敵の撃滅ではなく、敵を機動させないことを目的に攻撃を行っています。(無論、ある程度のダメージを与えることも目的ですが)
敵の砲弾が降ってくれば歩兵は移動できず、その場にとどまるか、塹壕などにこもりざるを得ませんよね?まさにそれが砲兵の仕事なのです。砲兵の特徴や仕事を知るのによい例えは、赤軍の縦深攻撃ドクトリンでしょう。特に1944年夏のバグラチオン作戦でしょう。この作戦はドイツ軍の遥か後方である補給物資や司令部なども砲兵の砲撃目標でした、これにより戦略的な機動ができずドイツ軍は各個撃破され、最終的に100万以上の損害を出し、独ソ戦、二次大戦の勝敗は決し、ベルリンまでは消化試合になってしまいました。このように砲兵はまさに戦場の女神であり、その力を軽視した者には取り返しのつかない代償が与えられます。
↑この動画が結構解り易いです(この記事は実質この動画のパクリです(笑)
こんな感じで今日は少し趣味の話もしてみました。まだまだ軍事の知識も浅いですが、高校・大学生活の数年間を通して、評論家にも負けない知識を身に着けたいと思います。